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LATE SHIFT
看護師フロリアのある日の遅番。人手不足の満床病棟。時間との闘いが始まるー
アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出
ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャルガラ部門出品
映画賞
病院という社会の縮図に潜む〈歪み〉を目撃するスリリングな90分。
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2026年3月6日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
絶賛コメント到着!
劇場情報

TRAILER

INTRODUCTION

スイス興行成績4週連続第1位!
第98回アカデミー賞®国際長編映画賞<ショートリスト>選出
Rotten Tomatoes
緊密で強烈。息をのむスリル ―――First Showing
すべての人の心を揺さぶる―――Screen International
今、世界が向き合うべき
病院の現実を描く、
驚異的な没入感の
リアル体感型映画。

第75回ベルリン国際映画祭でワールド・プレミア上映された本作は、多くのインターナショナルメディアで批評家に絶賛され、米国映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では97%フレッシュの高評価を獲得(26年1月27日時点)。4週連続1位に輝いた本国スイスのみならず、近隣のドイツ、オーストリアで大ヒットを記録し、第98回米アカデミー賞®国際長編映画賞の最終候補リスト<ショートリスト>に選出された。

人手不足の満床病棟で、絶え間なく看護師に降りかかる激務と不測のトラブルを、緻密なリアリティと臨場感あふれる濃密なスリルで描く。『ありふれた教室』『セプテンバー5』の実力派女優レオニー・ベネシュが魅せる圧巻演技とカメラワークの見事な連携が、まるで観客が疑似体験するような驚異的な没入感の体感型映画を生み出した。ひとりの女性看護師の視点で、病院という空間をまさしく現代社会の縮図として描き上げたスイスの女性監督ペトラ・フォルペは、看護師という職業について「私たちの社会で最も高く評価され、尊敬されるべき職業で、彼ら/彼女たちは毎日大きな責任を背負っている。だからこそ私は、この職業を称える映画を作りたかったのです」と語っている。

一日の終わりに見る景色は、
絶望か、希望か
ラストシーンの奇跡、
現代のヒロインたちへの願いとは?

本作の企画は、自身も病院で働いた経験を持つペトラ・フォルペ監督が、あるドイツ人看護師の著作に目を留めたことから始まった。その本に引き込まれたフォルペ監督は、実際の病院での入念なリサーチを実施し、このうえなく濃密なスリルと臨場感がみなぎる映画を完成させた。主演を務めたレオニー・ベネシュは、役作りのために州立病院でのインターンシップを修了し、医療機器の操作や薬品の扱い方を完璧に習得し本作に挑んだ。加えて、『ありふれた教室』の名手ユーディット・カウフマンによる滑らかな移動ショットを多用した撮影を始め、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』『セプテンバー5』のハンスヨルク・ヴァイスブリッヒによるテンポの良い編集、その他、美術、音楽の優れたスタッフワークも見逃せない。あらゆる細部のリアリティを徹底的に追求し、研ぎ澄まされスリルと、看護師フロリアと様々な事情を抱える患者たちが織りなす人間模様が一体化した映像世界を実現した。

最後までひとときも目が離せない社会派ヒューマンドラマでもある本作のドイツ語原題は「HELDIN(ヒロイン)」。フォルペ監督の願いを具現化したラストシーンが呼び起こすであろう共感と余韻の深さには、誰もが心を揺さぶられずにいられない。

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STORY

とある州立病院の外科病棟に出勤したフロリアは、プロ意識が強い看護師だ。人手不足が常態化している職場はただでさえ手一杯だが、この日の遅番のシフトは普段以上に過酷だった。チームのひとりが病気で休んだため、フロリアはもうひとりの同僚と手分けして26人の入院患者を看て、インターンの看護学生の指導もしなくてはならない。それでも不安や孤独を抱えた患者たちに誠実に接しようとするフロリアだったが、患者の要望やクレーム、他の病棟からひっきりなしにかかってくる電話、緊急のナースコールへの対処を迫られ、とてもひとりの手には負えない苦境に陥っていく。やがて極限の混乱の中、投薬ミスを犯して打ちひしがれたフロリアは、さらなる重大な試練に直面することに……。

ナースコール
LATE SHIFT

CAST

レオニー・ベネシュ LEONIE BENESCH (フロリア)
レオニー・ベネシュ LEONIE BENESCH (フロリア)

1991年、ドイツ・ハンブルグ生まれ。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学び、2009年に鬼才ミヒャエル・ハネケ監督がカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した『白いリボン』に出演し、国際的に高く評価された。2023年、第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたイルケル・チャタク監督作『ありふれた教室』の主演を務め、ヨーロッパ映画賞にノミネートされるなど世界的な注目を集めた。翌年、第97回アカデミー賞脚本賞ノミネート、第82回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)ノミネートとなったティム・フェールバウム監督作『セプテンバー5』にも出演し、話題作への出演が続いている。その他、ドイツの人気TVドラマシリーズ「バビロン・ベルリン」(17)、「THE SWARM/ザ・スウォーム」(23)、Netflixシリーズ『ザ・クラウン』(17-19)などに出演し、国内外で引く手あまたの実力派女優として幅広く才能を発揮している。

STAFF

DIRECTOR’S PROFILE

ペトラ・フォルペ PETRA VOLPE (脚本・監督)
ペトラ・フォルペ PETRA VOLPE (脚本・監督)

ポツダム=バーベルスベルクのコンラート・ヴォルフ映画テレビ大学で学び、2014年に「Dreamland(英題)」で長編映画デビュー。2017年に発表した「The Divine Order(英題)」は、スイス国内で高い興行成績を収め、30か国で公開され第90回アカデミー賞国際長編映画賞のスイス代表に選出され、世界的な注目を集めた。また、映画『ハイジ アルプスの物語』(15)、 スイスの人気TVドラマシリーズ『ラビリンス1945 平和の虚像』(20)、2022年スイス・ドイツ語圏でもっとも成功した映画「The Golden Years(英題)」(22)の脚本も執筆を手掛けている。
ベルリンとニューヨークに拠点を置いて活動。スイスでのプロジェクトに加え、アメリカでも脚本家・映画監督として活躍中。現在は4本目の長編映画「Frank & Louis(原題)」に取り組んでいる。

CREW

撮影:ユーディット・カウフマン JUDITH KAUFMANN

1990年代初頭から撮影監督として活動を始め、数々の受賞に輝く多くの話題作の撮影を手掛ける。近年では、オリバー・ヒルシュビーゲル監督作『ヒトラー暗殺、13分の誤算』(15)、第95回アカデミー賞国際長編映画賞オーストリア代表に選出されたマリー・クロイツァー監督作『エリザベート1878』 (22)、第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たしたイルケル・チャタク監督作『ありふれた教室』 (23)、アンドレアス・ドレーゼン監督の歴史ドラマ『From Hilde, with Love(英題)』(24)など。「Dreamland(英題)」(14) 、「The Divine Order(英題)」 (17)に続き、『ナースコール』はペトラ・フォルペ監督との3度目のタッグとなる。カウフマンはこれまでにドイツ・カメラ賞を2回、ドイツ映画賞と並ぶ権威ある映画賞のバヴァリアン映画賞、マールブルク・カメラ賞功労賞を受賞している。ヨーロッパで最も著名な撮影監督のひとりである。

編集:ハンスヨルク・ヴァイスブリッヒ HANSJÖRG WEISSBRICH

ヨーロッパ圏とアメリカで話題作の編集を手掛け幅広く活躍する映画編集者。近年では、第82回ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)ノミネート、第97回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたティム・フェールバウム監督の話題作『セプテンバー5』(24)、マリア・シュラーダー監督による『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(22)と第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』(21)、フロリアン・ガレンベルガー監督作『コロニア』(15)、ビレ・アウグスト監督作『リスボンに誘われて』(13)などがある。その他、マルガレーテ・フォン・トロッタ、ハンス=クリスティアン・シュミット、キリル・セレブレニコフ、マルコ・クロイツパイントナー、レアンダー・ハウスマン、オスカー・レーラーといった名だたる映画監督から厚い信頼を受ける。ペトラ・フォルペ監督作「Dreamland(英題)」などでドイツ映画賞を2回、ドイツ・カメラ賞4回受賞をはじめ多数の受賞を誇る。本作では、第22回セビリア・ヨーロッパ映画祭最優秀編集賞を受賞。

音楽:エミリー・ルヴィエネーズ=ファルーシュ EMILIE LEVIENAISE-FARROUCH

ロンドンを拠点とするフランス出身の作曲家、ピアニスト、アーティスト。アイヴァー・ノヴェロ賞、英国インディペンデント映画賞にノミネートされ、第95回アカデミー賞2部門にノミネートされたオリバー・ハーマナス監督作『生きるLIVING』 (22)でハリウッド・ミュージック・イン・メディア・アワード作曲賞を受賞。高く評価されたサラ・ガブロン監督作『Rocks/ロックス』 (19)、マティス・バン・ヘイニンゲン・Jr.監督作『スヘルデの戦い』(20)、プラノ・ベイリー=ボンド監督作『映画検閲』(21)、また近年では第81回 ゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞(ドラマ部門)ノミネートされ話題となったアンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』(23)といった長編作品の音楽を手掛けている。

FILM REVIEWS

これは、単なる病院ドラマではない。世界的な危機に救いを求めるSOSの叫びだ。過去・現在・未来の患者なら誰でも、看護師に恩義を感じる者なら誰でも、つまり、すべての人の心を揺さぶる。アカデミー賞ノミネート作『ありふれた教室』『セプテンバー5』のレオニー・ベネシュが魅せる演技は驚異的だ。

Screen International

圧倒的なドラマ…!
レオニー・ベネシュが演じる献身的な看護師フロリア・リントは血の通った美しいキャラクターであり、そう、ヒロインなのだ。俳優たちの流れるような動きとカメラワークの見事な連携。音楽が刻む疾走感。機敏な編集は、特筆すべき技量。

The Hollywood Reporter

“続編”を見たくなるほど、夢中にさせる。魅力的で感情に訴えかける。

Variety

一瞬の退屈も許さない。

Deadline

緊密で強烈、息をのむスリル。多くの素晴らしい看護師たちに捧げられた傑作。

First Showing

息つく暇もない緊迫感あふれる展開。レオニー・ベネシュの主演演技は圧巻だ。

Loud and Clear Reviews

息をのむエンターテインメント。『グレイズ・アナトミー』よりもアドレナリン全開のアクション映画。

Film Verdict

驚くべき細部までのこだわり。緻密なカメラワーク、優れた音楽、プロダクションデザインが、医療系テレビドラマをはるかに超えた次元へと引き上げている。

The Hollywood News

躍動的でダイナミックな演出。優れたドラマであり、多くの人々が十分に認識していない継続的な危機への意識を高める極めてタイムリーな映画だ。

Next Best Picture

生死が絶えず流動する<病院>の冷酷な現実を映し出す。システムそのものを問わせずにはいられない。『ナースコール』は、究極の行動喚起である。

The Upcoming

ペトラ・フォルペ監督は、軽視され低賃金で、簡単で、しばしば女性には自然に備わっているものと思われたりする職業に光を当てている。<背景>にいる人々を描いた映画が他のどんな作品にも劣らず圧倒的で魅惑的になり得ること、視点をわずかに変えるだけで、社会やスクリーンの水面下に驚くべき物語が展開することを証明し、これを完璧に成し遂げた。このような物語がもっと増えることを願って――ストレスに満ち、容赦なく、消耗させながらも、そして不可欠な物語を。

In Their Own League

COMMENT

<敬称略/順不同>

俳優が全うするリアリズム。幾度も手を消毒する描写が鼓動のようにリズムを刻む。いつしか主人公の精神に没入しながら、張り詰めた糸はどこまで持続するかと固唾を飲む。ラストに彼女がたどり着く場所に心が震えた。

李相日
(映画監督『国宝』)

スクリーンに映った過酷な一日は、遠い国の話ではない。日本のどんな病院にも確かに存在する現実だ。医療を支える人たちが、すり減りながら耐えるのではなく、誇りをもって働き続けられる社会へ――その問いを、この映画はまっすぐに突きつけてくる。

南杏子
(小説家・医師)

大好きなドイツの女優レオーニ・ベネッシュ。「ありふれた教室」では“学校”、そして今度は“病院”で、またしても大変なことに!休む暇も、気を抜く暇もない看護師(ナース)の日常を、リアルな医療手順とノンストップの臨場感で観る者を呼吸困難に陥らせる。健常者でも、胃に穴が空きそうになるストレスフルな90分。この僅かな間に、彼女が何回、手を消毒することか!本作は、看護師の人員不足を訴える“ありふれた労働”映画ではない。医療従事者たる”ありうる聖職”を擬似体験させる崇高な映画なのだ。
あの奇跡のラスト、映画の”劇的寛解げきてきかんかい“を体感して欲しい。

小島秀夫
(ゲームクリエイター)